女性ホルモン注射やホルモン薬で大人ニキビ治療!効果や内容とは?

shutterstock_051
Pocket

大人になると、若いころとは違ってホルモンバランスが乱れやすくなります。
また、女性ホルモンの分泌量そのものが減ってくるので、ニキビのような肌トラブルを抑える力が弱くなります。
更に女性ホルモンは不規則な生活やストレスなどによってバランスを崩しやすいので、多忙な社会人にはどうしてもこうしたトラブルがつきまといがち。

そこで心強い味方になってくれるのが「女性ホルモン注射」や「女性ホルモン薬」。
ニキビ治療には女性ホルモンをコントロールする治療が非常に有効なんです。

「女性ホルモン注射」は体内に直接女性ホルモンを送り込んで補給することにより、肌質の改善に役立ってくれます。
「女性ホルモン薬」は飲み薬や塗り薬で女性ホルモンをコントロールする治療です。
詳しい内容について説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

ホルモン治療ってどんなもの?

37ea7eae665105a5f041a570501c259e_s

女性ホルモンには黄体ホルモンである「プロゲステロン」の他に、卵胞ホルモンである「エストロゲン」というものがあります。
これは皮脂分泌を過剰にさせてしまうプロゲステロンとは違い、肌をしっとりさせて良い状態を保つという力を持っています。
さらに、男性ホルモンが優位になるのを防ぐ作用もあるので、外部からエストロゲンを補給することでニキビの予防・改善に役立つのです。これを「ホルモン治療」と呼びます。

女性ホルモン注射ってどんなもの?

shutterstock_047

「女性ホルモン注射」は、その名の通り女性ホルモンを注射することで体内のエストロゲンの量を増やし、様々な不調の解決に役立てる治療法です。
胸をふっくらとさせたり、体毛を薄くしたりする効果もあるので、ニキビ以外の悩みも同時に解決できるところが嬉しいですね。
更年期障害の症状を改善するのにもよく使われています。

料金はクリニックによって大きく異なり、1本1,000円で受けられるところもあれば、5,000円以上かかることも。
1度だけでなく定期的に何度も打つことになるので、事前にHPなどで確認して情報を集め、あまり高いところは避けたほうが良いでしょう。

気になる副作用は、残念ながら全くないとは言いきれません
・肝機能障害

・吐き気

・食欲不振

・めまい

・むくみ

・頭痛

・発疹

・肩こり
などの症状が出やすくなるので、あまり辛い場合は医師に相談してください。
癌になるリスクが上がるという研究報告もあるので、婦人科検診も忘れずに受けてくださいね。

女性ホルモン注射を打つとニキビはどうなる?

shutterstock_019

大人ニキビができるのにはいろいろな理由がありますが、黄体ホルモンである「プロゲステロン」の分泌量が多いのもその一つです。
プロゲステロンには皮脂の分泌を促す作用があるので、これをエサとするアクネ菌が増殖しやすくなってしまうのです。

逆に卵胞ホルモンであるエストロゲンにはコラーゲンの生成を促して肌のバリア機能を高め、肌トラブルを置きにくくする作用があります。
女性ホルモン注射を打つことによってこの働きがうまくいくようになるので、ニキビは徐々に改善に向かいますよ。

ニキビ治療に使われる女性ホルモン薬とは?

shutterstock_046

「女性ホルモン薬」は、その名の通り女性ホルモンを配合した薬です。
低用量ピルのような内服薬もあれば、ニキビに直接塗って使える外用薬もあり、どのような方法で治療するかは患者さんの体質や皮膚の状態によって変わります。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという異なる役目を持つホルモンが同居しており、それぞれがバランスをとることで心身を正常に動かします。

ですが強いストレスを感じたり、インスタントやレトルトの食事、睡眠時間の不足が続いたりするとプロゲステロンだけが優位に働くようになってしまいます。

プロゲステロンは男性ホルモンに似ていて皮脂を過剰に分泌させてしまうので、毛穴が詰まりやすくなるのです。

そこで、エストロゲンとプロゲステロンを絶妙なバランスで配合した薬が役立つというわけです。
エストロゲンには肌の水分量を保って強くしなやかに整える力があるので、この働きがうまくいけばニキビができにくい肌になります。

エストロゲンを増加させるホルモン治療の方法としては低用量ピルの服用が有名ですが、女性ホルモンを含む軟膏を塗ってニキビを治す外用薬も多く使われています。

どちらか片方でも良いですが、低用量ピルと外用薬を併用することでより治りが早くなるので、併せて処方されることも珍しくありません

低用量ピルって体への悪影響はないの?

shutterstock_048

「ピル」というと、副作用が起きやすい怖い薬というイメージを持つ人も少なくないようです。

確かに、ピルを服用することによって血栓ができやすくなったり、頭痛や吐き気、不正出血などが起こりやすくなったりする可能性はゼロではありませんが、ホルモンの量を抑えた低用量ピルなら正しく使えばほとんど心配はいりません

以前は中高用量ピルが主流だったので、副作用が問題になりやすかったのです。

ただし、次のような条件に当てはまる場合は、副作用が出やすいので低用量ピルを服用することはできません。

また、ピルは通信販売でも購入できますが、使い方を誤ると命の危険にも関わる薬なので、くれぐれも勝手な判断で使わないようにしてください。

<低用量ピルを使った治療に向かない人>
e3239975fe55527e6f51d096282e26bb_s

・年齢が35歳以上で、1日15本以上のタバコを吸う人

・妊娠中または授乳中の人

・これまでに血栓のできたことがある人

・血圧の高い人

<低用量ピルを使うのに注意が必要な人>
・年齢が40歳以上の人

・太っている人

・血栓症になったことのある血縁者を持つ人

・タバコを吸う人

・婦人科系疾患のある人

ピルを使ったニキビ治療についてはコチラの記事で詳しく解説しています!

男性ホルモンを抑える「抗男性ホルモン薬(抗アンドロゲン剤)」とは?

shutterstock_033

ニキビ治療に使われる薬としては、女性ホルモン薬の他に「抗男性ホルモン薬(抗アンドロゲン剤)」というものもあります。
男性ホルモンの分泌量が多いと皮脂が出やすくなるので、これを抑えて皮脂量をコントロールし、毛穴の詰まりを解消していくというわけです。
個人差はありますが、だいたい治療開始から2週間ほどで効果を実感する方が多いようです。

ただ、この薬には生理が止まりやすくなるというデメリットがあるため、基本的に女性ホルモン薬である「低用量ピル」も併用することになります。
薬代が単純に2倍になるので、予算面ではちょっときついですね。

また、ホルモン治療には健康保険が使えないので、検査代や薬代が全額自費になります。

最初は薬の量を多くするケースが一般的なので、朝4錠、夜4錠で1ヶ月分12,000円ぐらいの出費は覚悟せねばなりません。
しかし、症状が改善するにつれてだんだん投薬量が減り、最終的には低用量ピルと同じ1ヶ月分3,000円ぐらいに落ち着くので、根気よく治療していきましょう。

ホルモン治療を受けることで皮脂の過剰分泌が抑えられ、うるおいも増すようになるので、できてしまったニキビは治りやすく、新しくできるニキビは防ぐことが可能になります。
なんといっても根本的な原因を失くしてしまうので、トラブルに強い肌を作れるのが嬉しいですね。

女性ホルモンを安定させるためにできること

shutterstock_049

女性ホルモン注射はニキビ治療に役立ちますが、副作用や費用のことを考えるとあまり長期間頼るのは考えものです。
そこでおすすめしたいのが、生活習慣を整えて女性ホルモンを安定させる方法。
次のようなやり方で、心と体を労わってあげてください。
・質の良い睡眠をとる。睡眠時間は6~7時間は確保して! ただし、寝すぎは逆効果です。

・栄養バランスのとれた食事をとる。間食やレトルト、インスタント食品などは避ける。

・イライラしない。ストレスは前向きに発散する努力を。

・適度な運動をする。1日30分程度でかまいません。

・ぬるめのお風呂でゆっくり体を温める。

・喜怒哀楽を表現できる場を作る。DVD鑑賞はおすすめ!

・よく目につく場所にピンク色の物を置く。

市販のサプリをうまく使うのも一つの方法です。代表的な成分について説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
shutterstock_052
<大豆イソフラボン>
エストロゲンと似た働きをするもので、食材では味噌や豆乳、納豆、豆腐などの大豆製品に多く含まれています。
大豆製品が苦手だったり、なかなか上手に取れなかったりする人でもサプリなら手軽に摂取できますよ。

<マカ>
南米の厳しい自然の中で栽培される植物で、土の中の栄養分を根こそぎ吸い取って育つため、一度マカを栽培した土地はその後数年間使い物にならなくなると言われています。
マカを配合したサプリを飲めば女性ホルモンの分泌を指示するのに必要な栄養がしっかり摂れるので、ニキビの改善に役立ちます。

<プラセンタ>
馬や羊、豚、ヒトの胎盤から抽出される成分で、乱れがちなホルモンバランスを正常に整える力を持っています。
更年期障害の治療にもよく使われる成分なので、大人の女性にはもってこいのサプリですよ。

女性ホルモンを整える効果があるサプリについて詳しくはこちらで紹介しています!

おわりに

名称未設定 1

女性ホルモン注射、女性ホルモン薬について、いかがでしたか?
きちんと検査をして正しく使えば非常に高い効果が期待できる治療法ではありますが、副作用もあるので体調には十分に気を配りましょう。

ニキビができやすいかどうかは体質によって変わるので、女性ホルモンをコントロールする治療は非常に有効です。

ただし、低用量ピルは誰でも使えるわけではないので、勝手な判断で購入せず、必ず医師の診察を受けてから服用するようにしてください。
ホルモン治療によってニキビのできにくい体質になるので、普段の生活にも気を配ればすべすべの素肌を保つことは決して夢ではありませんよ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る